皆さん、健友鍼灸整骨院です。
今回は胸郭出口症候群についてお話します。
専門医への受診も必要になるかもしれないので注意してくださいね!

胸郭出口症候群とは?

上肢や肩甲帯の運動や感覚を支配する腕神経叢と鎖骨下動脈、鎖骨下静脈は、前斜角筋と中斜角筋の間、鎖骨と第1肋骨の間の肋鎖間隙、小胸筋の肩甲骨烏口突起停止部の後方を走行しますが、それぞれの部位で絞めつけ、圧迫される事で起こります。
その絞扼部位によって、斜角筋症候群、頚肋症候群、肋鎖症候群、過外転症候群と呼ばれますが、総称して胸郭出口症候群と言います。

(症状)

つり革につかまる時や、腕を挙げる動作で上肢のしびれや肩や腕が痛みます。
手の小指側に沿って痛みとしびれなどの感覚障害に加え、手の握力低下などの運動麻痺の症状があります。
熱、冷感、脱力感や頚部、肩、肩甲間部、前胸部のうずくような痛み、手指の運動障害や握力低下があると手内筋の萎縮により手の甲の骨の間がへこみ、手のひらの小指側のもりあがりがなくなってきます。
鎖骨下動脈が肋鎖間隙あるいは前・中斜角筋間で圧迫されると上肢に阻血が起こり腕は蒼白となり痛みが生じます。
鎖骨下静脈が圧迫されると手、腕はチアノーゼのようになり重苦感を感じるようになってきます。
X線検査で鎖骨や第1肋骨の変形によりこの間隙が狭くなっていないか確認します。
では、胸郭出口症候群でもどこでの問題なのかを確認できるテスト法があるので紹介します。

(アドソンテスト)

斜角筋症候群の鑑別で首を後ろに反り痛みが出る方に捻ります。
前斜角筋が引き伸ばされることで第1肋骨との間が狭くなり、その中を通っている腕神経叢、鎖骨下動静脈が圧迫されることで症状の誘発を行う事ができます。

(エデンテスト)

頚肋症候群、肋鎖症候群の鑑別で腕を垂らした状態から両腕を後ろに引きます。
鎖骨と肋骨との間が狭くなることで橈骨動脈の拍動の減弱、または消失が起こります。

(ライトテスト)

過外転症候群の鑑別で肘屈曲90°肩外転・外旋90°の状態から過外転していくと鎖骨は後方へ回転し、肩甲帯は後方に引かれて烏口突起下で小胸筋と胸壁の間が狭くなり、腕神経叢や鎖骨下動静脈が圧迫されることで誘発できます。

(予防)

重い荷物やリュックを避け、猫背など身体が丸くならないように姿勢に注意します。
背骨、肩甲骨周囲の可動域を十分に獲得し頚部、体幹の安定性を図ります。
後は姿勢を保つ為の筋肉の持久力を高めることで自身でのコントロールができるようになります。

個人差もありますが、身体の使い方が変われば症状にも変化が見られます。
まずは、身体の使い方を変えて行きましょう。
健友鍼灸整骨院でしっかり対応させて頂きます。

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